リクルートに入社し、当時日本の最先端の組織開発(OD)に触れる
わたくし西田徹は京都大学の学士と修士を卒業後、1988年にリクルートに入社し、1989年に組織活性化事業部に異動し、そこを本籍地としてビジネスの修行を行いました。
当時の主力商品は360度のリーダーシップサーベイをきっかけとしたリーダーシップ研修でした。また、組織サーベイをきっかけとした対話もあり、商品群の名称はROD(Recruit Organizational Development)と呼ばれていました。
なんと、私は1989年から、日本での創成期の組織開発(OD)に関わっていたことになります。最初はセールスを担当し、1990年には、トップセールスパーソンとして表彰されました。当時、360度リーダーシップサーベイはリクルートの独壇場でしたので、おそらくその年の私は、日本で最も多くリーダーシップサーベイを売った人間ということになろうかと思います。
その後、組織文化を診断するサーベイの開発に研究員として関わりました。
狭義の組織開発の限界を目の当たりにする
当時のリクルートの組織開発は日本で最先端でした。サーベイフィードバック研修を受けたリーダーたちは決意にあふれ、組織サーベイのワークショップではメンバーたちが意気投合しました。
ところがです。リーダーたちは数か月するともとに戻ってしまいます。また気力にあふれた組織も、もとの雰囲気に戻ってしまいます。
これは何かが足らない。。。
そう感じた私は、後にニューヨーク大学で経営学を学び、ボストン コンサルティングで経営コンサルティングの修行をすることになります。