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エグゼクティブコーチに必要な4象限の知見

| エグゼクティブコーチング 株式会社エデュケーション

個人の内面に迫るスキルはコーチの必須要件

エグゼクティブコーチに必要なスキルや知見とは何でしょうか。我々の考えを述べさせていただきます。以下のようなマトリクスを想像してみてください。上下は、外から見えるものか、見えない内面か。左右は、ビジネスにおける個人か、その人を取り巻く集団か、です。

狭義のコーチは個人の内面に迫るスキルを持つことが必須です。国際コーチング連盟のPCCや、それに相当する民間資格(CPCC、ORSCCなど)を持つコーチであれば、この部分が担保されるでしょう。でもそれだけではエグゼクティブコーチとしては足りません。

「私のテーマは『コングロマリット・ディスカウント』の解消です」とクライアントに言われたら?

エグゼクティブコーチングの場面でクライアントに上記のように言われたらいかがでしょうか。左下のスキルしか持たないコーチは頭が真っ白になるに違いありません。

かといって、エグゼクティブに「コングロマリット・ディスカウント」って何ですか?と聞いたとしたら、多くのクライアントは「ダメだこりゃあ。」となるでしょう。

「コングロマリット・ディスカウント」の概念に精通していると良いエグゼクティブコーチングが出来るわけではありません。が、それを知らなければ、そもそもエグゼクティブとの関係が成り立たないわけです。

左下に加えて、エグゼクティブコーチが最低知っておくべき3つの象限

よってエグゼクティブコーチは、コーチの本業である個人の内面へのアプローチに加えて、他の3象限も「できる」ことが望ましく、最低でも「知っている」ことが必要です。

個人の外面は、研修講師が扱う領域。集団の外面は、戦略・戦術・人事コンサルタントが扱う領域。集団の内面は、組織開発コンサルタントが扱う領域。これらを網羅していることがエグゼクティブコーチには求められるのです。