「よくわからない文章」「迷走する対話」の診断から始め、ピラミッドストラクチャーを軸に、話す・書く・資料をつくるまでを一気通貫で鍛える実践型プログラムです。
「もっと論理的に話せ」の一言では、部下は変わらない
「何が言いたいのかわからない」報告書。聞けば聞くほど話が拡散していく部下との会話。多くの管理職が日常的に直面する光景です。
このとき、つい言いたくなるのが「もっと論理的に話しなさい」という一言です。しかし、その一言だけで部下が変わることは、まずありません。本人は本人なりに一生懸命考え、一生懸命伝えているからです。足りないのはやる気ではなく、論理的に考え、伝えるための「型」なのです。
弊社のロジカルコミュニケーション研修は、この「型」を、講義ではなく実践演習の積み重ねで体得していただくプログラムです。そして管理職向けには、自分が論理的になるだけでなく、「論理的でない部下を、具体的にどう指導するか」という視点を全編に織り込んでいる点が大きな特徴です。
つまずきの「診断」から始める
研修は、いきなりフレームワークを教えるのではなく、リアルな失敗例の診断から始めます。
・部下から上がってきた「何が言いたいのかよくわからない文章」を読み、なぜわからないのかを言語化する
・そのうえで、自分の手で「改善見本」の文章をつくってみる
・要領を得ない部下と、詰問調になっていくリーダー──かみ合わない対話例を分析し、「自分ならどう指導するか」を議論する
「わからない文章の、どこがどうわからないのか」を説明できるようになること。これが、部下を指導できるリーダーへの第一歩です。
ピラミッドストラクチャーで、話す・書く・つくるを貫く
診断の次は、論理の「型」を学びます。
・ロジックツリーとMECE(モレなく、ダブりなく)
・三角ロジック(主張・理由・証拠)
・そして中核となるピラミッドストラクチャー──メインメッセージとそれを支えるキーメッセージ、縦の論理(Why?/So what?)と横の論理
型を学んだら、あとはひたすら使いこなす演習です。時事問題や身近なテーマで「主張+3つの理由」を繰り返し組み立て、ビジネスケースでピラミッドストラクチャーを作成し、それを一つの文章に書き下ろします。ビジネス文書は「ピラミッドの設計に時間の7割、文章化に3割」──この作成プロセスが身につくと、書くスピードと説得力が同時に上がります。
終盤では、パワーポイント資料の論理化にも取り組みます。ワンスライド・ワンメッセージ、タイトル・ボディ・メッセージの関係、スライドを積み重ねてストーリーをつくる方法を、実際の「残念な資料」の改善演習を通じて学びます。
研修の流れ

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 管理職・リーダー層(部下指導の視点を含む)/若手・中堅(自身の伝える力の強化) |
| 期間 | 1日集合研修が標準(半日×2回への分割も可能) |
| 形式 | 個人演習+グループ討議中心。講義は最小限 |
| 到達目標 | 「わからない」を診断できる/ピラミッドストラクチャーで文章・資料を組み立てられる |
このような企業・部門におすすめです
・報告書や提案書の「何が言いたいのかわからない」を組織的に減らしたい
・会議やチャットでのやりとりが、結論のないまま長引きがちである
・管理職に、感覚ではなく「型」で部下の文章・報告を指導できるようになってほしい
・資料作成の生産性を上げたい(作成時間の短縮と説得力の向上)
なお、考える力そのものを重点的に鍛えたい場合は「ロジカルシンキング研修」を、プレゼンのデリバリーまで含めて鍛えたい場合は「プレゼンテーション研修」を、それぞれ組み合わせてご提案できます。内容・時間・演習テーマは貴社の状況に合わせてカスタマイズいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
