弊社代表の西田徹は、1994年から数年間、ボストン コンサルティングで修行をさせて頂きました。ご想像のようにスパルタ式の日々。大変苦労しましたが、地獄で仏にも数名お会いし、いまだに大変感謝しています。
さて、ここではその当時の内田和成氏から学んだフレーズをご紹介します。この当時はパートナーのおひとりでした。その後、ボストンコンサルティング日本法人の代表、そして早稲田大学のビジネススクールの教授として超有名人になられるわけですが、その前の若き日の内田さんのお言葉です。
正確にリピートできるまで記憶が確かではないのですが趣旨はこうです。
・経営コンサルティングのスキルを使うと何が正しい意思決定か判明すると思っておられる方も多い
・上記は実は間違い。正しい客観的答えは存在しない
・我々(BCG)の仕事は経営者にWILL(あなたはどうしたいのか?)を迫ること
・ただし、混沌とした現状のままでは、経営者がWILLを固めようにもあまりにも漠然としている
・経営者にWILLを迫れる状態にまで、現状を整理整頓するのがコンサルタントの技
当時の内田さんよりもはるかに馬齢を重ねてしまった私ですが、今も、あるいは今こそ非常に納得できる考え方と感じます。